醤油は料理には欠かせない調味料の代表です。
大半の食品にもマッチするため、味付けの必需品とも言えるでしょう。
しかし、醤油を使った際に気になってしまうのが焦げ付きです。
自炊した後に、こびりついた醤油の焦げ付きを落とすのが苦痛…という方もいるのではないでしょうか。
本記事では醤油を使った際の焦げる原因や対策について紹介したいと思います。
醤油が焦げる原因は?
醤油が焦げる原因は意外と簡単なものです。
醤油をフライパンに投入した後、火をかけている時間が長いと焦げてしまいます。
醤油に含まれる水分が蒸発して、アミノ酸と糖が加熱されることによって、アミノカルボニル反応(メイラード反応)というものを引き起こし、香ばしい香りと茶色い色素が生成されます。
これこそが、醤油が生み出す風味であり、これを利用した料理が「照り焼き」や「蒲焼き」といった料理です。
一方で、メイラード反応が進みすぎることによって生み出されるのが「焦げ」です。
上記の性質上、醤油は焦げやすいため、できるだけ短い時間で弱い火加減であることが重要になります。
そのため、醤油を投入するのは食材に火が通り切って残りは味付けをするだけ、というタイミングがオススメです。
あくまで醤油は最後の味付けであり、食材に火を通す過程とは別であることを意識しましょう。
醤油を焦がさない対策
先述の通り、醤油を焦がさないためには、できるだけ短い時間で弱い火加減であることが重要です。
本項は醤油の焦げ付きの対策方法をご紹介します。
醤油を入れる時に火を止める
醤油を食材にかける際に火がついたままですと、フライパンの表面についた瞬間にカラメル状になり、すぐに焦げてしまいます。
食材全体に醤油をかける際にスピードが要求されるので、なかなか難しいです。
醤油を入れる時にいったん火を止めることで、食材全体にゆっくりと醤油をかけることができます。
その後は軽く弱火で温めて、香りがたったら火を止めましょう。
食材を醤油漬けしておく
食材を前もって醤油漬けしておくことで、味を馴染ませておく方法です。
仕上げ前に醤油を加える必要がなく、フライパンが焦げる心配もありません。
この方法で注意すべきは、食材を焼く前にはキッチンペーパーなどで表面の醤油を拭き取っておくことです。
醤油がベチャベチャについた食材を焼いてしまうと、結果としてフライパンの表面に醤油が広がって焦げてしまいます。
醤油と酒を混ぜる
料理酒と混ぜることで、加熱による醤油の水分蒸発が遅れて、メイラード反応が少し遅れます。
しかし、強火で加熱したままですと焼け石に水になってしまうので、やはり投入時には一度火を止めることが大事になるでしょう。
焦げ付きの落とし方
最後に、ここまで対策はしてきたけど結局焦げてしまった…
もしくは、既に焦げついたフライパンをどうにかしたい、という方向けの対処法です。
今回ご紹介するのは、スーパーや薬局で手に入る重曹を使った方法です。
これ以外にも、キッチンまわりの掃除にも使えるので、買って損は無いです!
- 鍋に水を張る
- 重曹を大さじ1杯入れる
- 火をかけて沸騰させる
- 10分ほど煮た後、火を止める
- 2~3時間ほど放置する
- 水を捨て、たわしで焦げを擦る
上記の方法で、焦げ付きが落ちるので試してみてください!
あまりに酷い汚れであれば一晩放置した方が良いですが、一般的な焦げ付きであれば、2~3時間でもじゅうぶん落とせます。
まとめ
- 焦げる原因はメイラード反応によるもの
- 醤油を入れる時は火を止めた方がよい
- 焦げ付きを落とすには重曹がオススメ
以上、醤油を使った際の焦げる原因や対策についてのまとめでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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