世論調査の電話は詐欺?0120で始まる番号や自動音声は怪しい?

世論調査の電話、いきなり掛かってきてビックリした経験はありませんか?

 

知らない番号からかかって来て焦って出たら、世論調査の電話でウンザリしますよね。

しかし、一度出てしまった電話はなかなか切りづらい…

 

突然知らない番号からかかってくる電話は怪くもあり、世論調査を名目にした詐欺ではないか、という疑いも生まれます。

 

本記事では世論調査の電話は詐欺なのか、その判断基準ついて調査した結果を共有いたします。

 

まずは、世論調査が突然かかってくる理由から紐解いていきましょう。


世論調査の電話が突然かかってくる理由

電話を用いた世論調査の方式は「RDD方式」と呼ばれるものです。

RDDとは「ランダム・デジット・ダイヤリング」の略で、

要するにランダムに数字を組み合わせてダイヤルをしているという訳です。

 

つまり、あなたを狙って世論調査の電話をかけた訳ではなく、

誰でもいいから世論調査の電話をかけたら、あなたにかかってしまったと表現するのが正しいでしょう。

 

世論調査の方式は電話の他にも、郵送やネットを用いた方式があります。

代表的なものですと、「ニコニコ動画」の世論調査アンケートですね。

 

動画視聴中に表示されて、鬱陶しく思った方も多いのではないでしょうか。

最近では、youtubeでも動画の再生前にアンケートが表示されることも増えてきました。

 

どちらも、共通していることは特定の誰かに回答を要求している訳ではなく、無作為に対象を選択しているということ。

つまり、回答をする義務は全くないわけです。

0120で始まる番号や自動音声は怪しい?

さて、無造作に掛かってくる仕組みがわかったとして、詐欺なのかの判断基準が明らかになった訳ではありません。

結論から言えば、正当な世論調査の場合もあるし、詐欺の場合もあります。

しかし、判断する方法は存在しています。

 

ここでは、世論調査の電話を詐欺か判断する2つの方法をお伝えします。

1.電話番号を検索して判断する

最終的に世論調査の電話の正当性を判断する基準は電話番号です。

今の世の中、電話番号で検索すればその番号を使用している業者の名前を調べることは容易です。

 

無作為に電話を掛けている業者は、大概他の人にも同じ番号で掛けている、そのため検索すればその尻尾をすぐに掴むことが出来ます。

世論調査の電話に関わらず、知らない電話番号から掛かってきた電話にはすぐには出ずに、一度電話番号を検索する癖をつけましょう。

 

世論調査に用いられる電話番号は、0120のフリーダイヤルや、通常の電話番号、非通知だったりする場合もあります。

 

もちろん、これらには詐欺と普通のアンケートが混在しており、

「0120から始まる番号だから怪しい!」といった基準で判断することは難しいと言えます。

 

非通知電話だった場合

非通知では電話番号の検索は不可能ですが、そもそも非通知相手の電話は出なくても良いでしょう。

企業の名を冠して電話をかけるのに、電話番号を明かさない相手に礼儀を払う必要もありません。

 

自動音声も同様で、わざわざ電話を掛けてきた上に、機械の対応をさせる相手に従う必要はないと言えます。

2.会話内容で判断する

世論調査の詐欺の判断基準としては、以下のようなものがあります。

 

詐欺の判断基準
  • 見に覚えのない請求など、金銭の支払いを求めてくる
  • 名前や住所など個人情報を聞いてくる

 

先述のように、世論調査とは不特定多数を対象としたものであり、「金銭の支払い」「個人情報」といった特定個人を対象とした要件が発生することはありません。

それらが要求された際には、詐欺である可能性が非常に高いので、すぐに電話を切りましょう。

世論調査の電話対応でやってはいけないこと

やってはいけないこと
  • むやみに名乗らない
  • むやみに自動音声に従わない

 

電話が繋がった時点で、録音が行われている場合もあります。

自分の名前などの個人情報は喋らないようにしましょう。

 

また、自動音声に従ってダイヤルを押すと、突如金銭の請求などが行われる場合も…

 

さらに、 ダイヤルを押した=電話先に反応する人間がいる ことが相手に伝わります。

相手が悪質な業者だった場合、しつこく電話が掛かってくる可能性も生まれます。

世論調査の電話は無視してもいい?

あなたが絶対に答える必要はない

最初に述べた通り、世論調査は本来、不特定多数を対象としたものです。

そのため、あなたの回答が調査に必須な訳ではありません

 

電話を無視したり、回答を断ったりすることに罪悪感を覚える必要はないのです。

回答が嫌な場合や、不安な時は気にせず断りましょう。

断り方

答える必要はないことがわかっても、一度電話に出てしまうと、中々切ることが出来ないですよね。

 

自然に電話を切るには電話対応が出来ない状況だと伝えるのが無難でしょう。

 

断り方の例

  • 仕事中のため、回答できません
  • 電車内のため、回答できません
  • 急いでいるため、回答できません

 

無造作に電話掛けているのであれば、他にも多数の候補がいます。

わざわざあなたにもう一度掛けてくる可能性は低いです。

私の体験談

年度初めの4月に0120-885-586という知らない電話番号から急に着信が。

 

間違えて出てしまったのですが、PCで無作為にかけている世論調査の電話とのこと。

面倒だったので話の途中で切ってしまいました。

かなり失礼な対応ですが、その後相手が書け直してくることは無かったです。

 

電話番号を調べたところ、参議院選挙にむけての世論調査の電話であることが発覚。

同じように無作為に着信があった人の口コミが書かれていました。

 

しかし、事業所や企業名などの記載は無く、相手が何者かはわかりませんでした。

そもそも「世論調査」という名目がただの自称であり、怪しさは否めません。

焦ってむやみに対応しなくて良かったと言えますね。

 

しかし、この例は電話に出てしまっている時点でミスです。

知らない番号からの電話は一旦無視して、番号検索をしてから対応するというのが正しい行動になります!

まとめ

要点まとめ
  • 世論調査は詐欺と正当なもの両方の可能性がある
  • 詐欺は電話番号を検索や会話内容で判断する
  • 世論調査の電話は断っても良い

 

以上、世論調査の電話は詐欺なのか、その判断基準ついてのまとめでした。

 

世論調査の電話は、必ずしもあなたが答える必要はありません。

これに気づいてからは私も気楽に対応するようになりました。

 

この記事を読んで同じような人が増えれば幸いです。




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