Twitterでとても個性的な絵を投稿している絵師、sattou。
彼の絵柄が超個性的と称されるのは、その肩幅の広さにあります。
どんなキャラクターでも異常な肩幅で描くそのこだわり抜いた姿勢にはファンも多く、投稿画像が5000件を越えるリツートをされることも日常茶飯事です。
みなさんも一度はタイムラインで見かけたことがあるのではないでしょうか?
今回はsattouさんが肩幅にこだわる理由について、考察した結果をシェアしたいと思います。
sattouとは
Twitterとpixivを中心に活動している絵師です。
彼を語る上で欠かせないのが、他に類を見ない特徴的な絵柄。
どんな作品のキャラクターであっても異様な肩幅を持ち、身体の大きさまで大幅にスケールアップして描かれています。
基本的にツッコミどころが満載の絵となっており、それがTwitterというメディアとの相性がよく、バズっている印象を受けます。
例として、下の画像は『ジョジョの奇妙な冒険 スティール・ボール・ラン』のキャラクターを描いたものです。
キャラクターの体型はもちろんのこと、馬よりも巨大に描かれその上に立っていること、そして作品内では立つことの出来ないジョニィ(左のキャラクター)が普通に立っていること、などツッコミどころが満載です。
— sattou (@sattou0) 2018年6月21日
この投稿画像にも、大量のツッコミや大喜利リプライが寄せられており、海外のアカウントからのコメントまであります。
TwitterというSNSの特徴を最大限に活かした見事な拡散方式ですね。
なぜ肩幅にこだわる?
差別化
自分だけの個性を出すための差別化が目的だと考えられます。
今の御時世、SNSの発達によって自身の絵を多数の人の目に届けることは非常に簡単になりました。
実際、pixivとtwitterで並行して活動している絵師の方は星の数ほどいます。
そんな中で「絵が上手い」だけで人気を獲得することは非常に難しいです。
sattouさんはそんな中で、あえて肩幅という個性を出すことで差別化を図ったのではないでしょうか。
結果として、海外にまでも認知される知名度になっています。
海外の人から「肩幅しか能が無いクソ芸術野郎」って言われたことがある
— sattou (@sattou0) 2017年2月15日
SNSの特性を利用
そして、sattouさんの絵柄の特徴として先述したツッコミどころが挙げられます。
気軽にコメントが付けられる+拡散できるSNSの特徴を存分に利用していますね。
ツッコミであれば、「上手い」「キレイ」といった単純な感想よりも、明らかにコメントが残しやすいのではないでしょうか。
投稿のスピード感
sattouさんの絵はどんなキャラクターでも同様の体型に書くことで、かき分けのコストを減らしています。
それによって、sattouさんは他の絵師の方を大幅に上回るスピードでの投稿を実現しているのです。
少なくとも、更新頻度は高いほうがファンは定着しやすいですからね。
さらに、その時々の時事ネタ・トレンドを取り上げることも早く、バズっている間に投稿するスピード感がSNSの特徴ともマッチしてます。
インパクトがある絵柄に隠れがちですが、綿密に考えられたマーケティングだと言えるでしょう。
— sattou (@sattou0) 2018年7月16日
※sattouさんの直接的な明言がないため、憶測になります
本気・昔の絵は全くの別物?
実は、過去のsattouさんの絵柄は他の絵師と同じような一般的なものでした。
しかし、お世辞にも他の絵師との差別化が出来ているとは言い難く、現在の路線変更は大成功と言えます。
普通の絵は本気絵と呼ばれ、比較画像のツイートは大きく話題となりました。
現在でも極稀に普通の絵柄のイラストが投稿されますが、2004年時代からほぼ進化も劣化もしていません。
この大幅な路線変更はファンからは「現代のピカソ」とも称されています。
— sattou (@sattou0) 2018年1月23日
こうぺんちゃん pic.twitter.com/d1VsIsXSCe
— sattou (@sattou0) 2018年1月26日
まとめ
- 肩幅にこだわることで差別化に成功している
- SNSを利用したファン獲得に最適化した方法である
- 昔の絵は普通だった
以上、sattouさんの肩幅へのこだわりについての考察でした。
タイムラインにインパクトが欲しい方はsattouさんをフォローしてみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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