オリンピックで金メダルを取ると選手はいくら貰える?売ると値段はいくら?

韓国で数々のアスリートが熾烈をきわめた争いを繰り広げている平昌オリンピックで、日本からも小平奈緒選手・羽生結弦選手と2人の金メダリストが誕生しました。

大変嬉しい結果となっていますが、ちょっとした疑問として、この金メダル、獲得するといくらの報奨金が貰えるのでしょうか?

国として名誉ある勲章ですから、どれほどの報奨金が貰えるのか、気になりますね!

 

今回は、金メダルを獲得した際のお金の疑問について、調査をしてみましたので結果をシェアしたいと思います。


金メダル獲得時の報奨金は?

意外なことに、メダルを獲得した際の報奨金は競技によって異なります

一般的に貰える報奨金は、以下の計算式で算出されます。

  • 日本オリンピック委員会(JOC)の報奨金+選手が所属する競技団体の報奨金

日本オリンピック委員会の報奨金は?

日本オリンピック委員会の定める報奨金は以下のように定められています。

  • 金メダル:500万円
  • 銀メダル:200万円
  • 銅メダル:100万円

思ったより少ないですね…特に銅メダルの100万円は悲しいです。

日本オリンピック委員会の報奨金のでどころは?

以下のような資金源があるようです。

オリンピックの開催時期に一気に資金を調達する感じですね。

  • オリンピックのTV放送
  • オリンピックの公式グッズ

各競技団体の報奨金は?

一部競技は、同じ協会によって管理されています。

以下に、管理協会と所属競技を順に記載しましたので、ご覧ください!

※今後変更になる可能性もあります(2018年2月現在)


★日本スケート協会(フィギュアスケート/スピードスケート/ショートトラックスピードスケート)

  • 金メダル:500万円
  • 銀メダル:200万円
  • 銅メダル:100万円

全日本スキー連盟(アルペンスキー/ジャンプ/ノルディックスキー/クロスカントリー/フリースタイル/スノーボード)

  • 金メダル:300万円
  • 銀メダル:200万円
  • 銅メダル:100万円

★その他(カーリング/アイスホッケー/ボブスレー/スケルトン/リージュ/バイアスロン)

  • 報奨金なし

 

なんと、報奨金がない競技もあるようです…

それだけ日本における競技人口が少なく、集客力もないため、協会もお金がないということでしょうか?

日本オリンピック委員会から貰える報奨金も少ないと思いましたが、各競技団体からの報奨金もあまり多くない印象を受けます。

競技団体の報奨金の資金源は?

どれも、競技人口や国内人気が大きく影響していますね…

特に冬季オリンピックのスポーツは日本では知名度が低いものばかりなので、資金のやりくりに苦労してそうです。

  • 選手登録料
  • 大会などの観戦料
  • 大会などのTV放送
  • スポンサー企業

企業から貰える報奨金は?

また、選手によってはスポンサー契約を結ぶ企業からの報奨金がでることがあります。

具体的な金額は好評されていませんが、先日はスノーボードの竹内智香選手と契約を結ぶドーム社が金メダルなら報奨金3333万円を出すと公表し話題になりました。

また、過去にはアテネ五輪で2大会連続で金メダルを獲得した谷亮子選手に対して、トヨタ自動車から一億円の報奨金が支払われた実績があります。

先ほどご紹介した、2種の報奨金に比べると、桁違いの額が支給されていますね…

やはり、CMなどで起用する選手が金メダルを取るだけで、大きな宣伝効果があるため、企業も力を入れていることがうかがえます!

金メダルは売るといくらになる?

金メダルを獲得した際の報奨金については以上ですが、金メダルそのものを売却した場合、いくらになるのでしょうか?

 

オリンピック憲章によると、金メダルには少なくとも、6グラムの純金メッキがはられています。

つまり、金メダルは完全な金ではなく、銀メダルの上からメッキがはられているだけのようです…

金の価値は時価ですが、相場として1グラムあたり5000円ほど、そしてこの金メッキは銀メダルの上からはられており、銀は1グラム60円ほどですので、計算すると以下の値段になります。

  • 5000円*6グラム+60円*400グラム=54000円

しかし、オリンピックの金メダルの価値は、どの選手が獲得したか、どんな競技で獲得したかの付帯価値によってこそ、決定されるといってもよいでしょう。

次項で実際に、オリンピック選手によって売却された金メダルがいくらで売れたかを調査してみました。

過去に金メダルを売ったオリンピック選手はいる?

実のところ、過去に自らの金メダルを売却した選手は存在します

例えば、シドニーオリンピックにおいて、競泳50メートルで金メダルを獲得したアメリカの選手アンソニー・アービンは2004年に起こったスマトラ沖地震に心を痛め、自らの金メダルをネットオークションに出品し、その落札金の全額を災害救助基金に寄付しています。

その際の落札金は1万7100ドル(約133万7000円)となっています。

 

また、2004年のアテネオリンピックにおいて、女子バタフライで金メダルを獲得した、オティリア・イェジェイチャクは自らの金メダルをオークションにかけ、落札金8万ドル(870万円)を白血病の子供達のために、全額寄付しています。

 

やはりオークションですと、価格の振れ幅も大きくなりますね。

しかし、少なくとも金メダルの実際の価値である、5万円よりは大幅に高い値段で落札されていることがわかります。

まとめ

  • 金メダルの報奨金は日本オリンピック委員会+競技団体+所属企業から支払われる
  • 日本オリンピック委員会からの報奨金は金メダルで500万円
  • 競技団体によっては、報奨金がない場合もある
  • 所属企業の報奨金はダントツで高額なことが多い
  • 金メダルの売却額は価値が測れない

以上、金メダルにまつわるお金の話についての調査結果でした。

思った以上に、金メダル獲得による報奨金は少ないようですね…

しかし、アスリートの方々はお金ではなく、自らの練習の成果を発揮する1つの目標として金メダルを目指しているのではないでしょうか?

そのストイックさがあってこそ、金メダルを獲得できるのかもしれませんね!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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