『ケムリクサ』の敵キャラクターである赤虫。
赤虫と呼ばれるものの、その正体は謎に包まれた不気味な存在です。
しかし、物語が進むにつれて虫の生態も徐々に明かされていきます。
今回は『ケムリクサ』に登場する虫の正体について解説していきます。
目次
赤虫の特徴
ケムリクサの虫は、我々が知るような一般的な虫ではなく、多足の機械です。
見た目に関しては、四足歩行の呼び名の通り虫に似ています。
赤虫はケムリクサに対して異様な執着心を持っており
地面に落ちたケムリクサを1つ1つ念入りにビームで破壊するほど
姉妹は体内に本体の葉を持っており、これがケムリクサを破壊する目的の赤虫と対立している理由です。
赤虫の種類
小型の虫
『ケムリクサ』の世界で最も一般的な虫です。
大量に存在するザコ敵のようなもので、基本的に一撃で倒されています。
自主制作版では小型の虫は全て同一デザインでしたが、テレビアニメ版では様々なカタチをした個体がいることが確認できます。
大型(バクテリオファージ) :1話登場
自主制作版の1話で登場し、「りなちゃんず」の1人を殺害しました。
アニメ版でも1話で同様のビジュアルの個体が2体出現し、片方は凛によって破壊。
もう一体はりなこと相打ちの形で倒されました。
こちらの個体のモデルはバクテリオファージという細菌に感染するウィルスだと言われています。
↓がバクテリオファージと呼ばれるものです。
大型(タバコモザイクウィルス):1話登場
長い身体を持つ個体その2。
自主制作版では初めて登場した喋る虫で、「ここは禁煙です」というセリフを発しています。
マーカーを破壊し、「りなちゃんず」の1人を窮地に追い込みました。
今までのうめき声とは違って女性の声だったのも驚きました。
アニメ版1話でも同様の個体が登場し、凛によって討伐。
この個体は喋ることはありませんでしたが、死亡時には人間の女性らしき断末魔を出していました。
この個体のモデルはタバコモザイクウィルスではないかと言われています。
このウィルスはタバコやトマトなどの植物に寄生するウィルスで、葉に斑点を発生させるなどの悪影響を及ぼします。
ヌシ:4話登場
大型よりも強力な存在であるのが、このヌシ。
凛の腕を破壊するなど、強力な力を持っています。
過去にはケムリクサ無しで稜に討伐されたこともあるようです。
この個体のモデルはヘビトンボの幼虫としている方もいました。
9話でタガメ型のヌシが登場したが、空橋のヌシはこれヘビトンボの幼虫に似てると思うんだよね
空橋のヌシは同人版からの流用だから設定としてあるかはわからんが、昆虫好きとして「ヌシ=水棲昆虫がモチーフ説」を提唱したい!#ケムリクサ考察班 pic.twitter.com/E2qeXQx39D— Turndog@ぐらすほっぱー (@beyond_the_TWV) 2019年3月6日
ヌシ(タガメ):9話登場
壁に寄生していたヌシ。
赤霧を呼び寄せる力を持ちますが、壁からは出れない模様。
緑ちゃんの枝を投げられて、一撃で消滅しました。
モデルはタガメやシメタイコウチなどと言われています。
9話のヌシはタガメっぽいが尻尾の長さ的にヒメタイコウチ?
4話のヌシは蛍の幼虫、7話のアカムシは甲虫の幼虫という説あるが大型やヌシはムシ型なのだろうか
もし7話のをトビゲラ等の幼虫とすれば、水生昆虫という共通点が浮かぶが、水を求めるムシ・・・はて?#ケムリクサ #ケムリクサ考察班 pic.twitter.com/zmlPdI7W05— 東奔西走🌧️AWSいきたい (@didita5711) 2019年3月6日
白虫
シロ虫の生態
赤虫は討伐後に赤い色素が抜け、無色の状態になるものもいます。
この状態の虫は白虫と定義されています。(実際には無色)
この状態になった赤虫は姉妹を襲うことなく、ウロウロと島を徘徊するのみです。
大型は討伐後に消滅しているので、小型特有の現象なのかもしれません。
さらには、わかばを「カンリショク」とみなし、友好的な態度をとる虫も存在しています。
彼らは人間の命令に従うことを喜びとしており、赤霧によって支配され、赤虫となることを恐れているようです。
人間に従う白虫
白虫は人間の命令に従うことを喜びとしており、赤霧に支配されて赤虫となることを恐れています。
彼らは本来人間を助けるために作られた機械でありながら、本作の世界にはわかば以外の人間が存在していません。
人間の消失後、なんらかの理由で発生した赤霧や青霧によって支配される存在になったとも考えられます。
赤虫の正体
虫は霧に寄生される
青虫の出現により、虫は霧によって寄生されることで、その意志に従うことがわかりました。
赤虫が討伐後に無色の虫となるのも、これが理由です。
一方で、虫の中には討伐後にそのまま消滅する個体も存在しています。
これは赤い根から発生している虫のように、生来色の付いた虫として生まれた個体なのかもしれません。
(寄生されている訳ではないので、無色にはならずそのまま消滅する)
憶測の域は出ませんが、虫の生体を考察するのに重要な要素であることは間違いないでしょう。
赤霧の正体
赤霧の発生源は赤い樹と呼ばれる大樹です。
赤い樹はリリ(最初の人)が他のケムリクサを消耗させるために作ったケムリクサの苗木であり、
急激な速度で成長して、赤い霧を発生させる大樹になりました。
赤虫とは赤霧によって支配されてしまった虫であり、ケムリクサを破壊することに執着しています。
まとめ
- 本来の虫は白(無色)であり無害
- 赤虫はケムリクサを嫌悪している
- 赤虫は赤霧に寄生されている
以上、『ケムリクサ』虫の正体についてのまとめでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
↓その他の考察記事や各話の感想はコチラ↓
ケムリクサの全話ネタバレあらすじ | 設定・世界観・登場人物の考察記事まとめ
コメントを残す