『ケムリクサ』は独特な世界観を持っています。
当初は謎の多い設定でしたが、作品が進むに連れて徐々に明かされていくのが面白かったです。
今回は『ケムリクサ』作中の世界観についてまとめてみました。
ネタバレがありますので、未視聴の方はご注意ください。
目次
みどりちゃんとは?
姉妹たちの活動において欠かせないものである「みどりちゃん」。
姉妹の拠点である電車の車両に直接積まれています。
みどりちゃんが発見されたのは6島で、この車両は5島の探索時に発見されたものだそうです。
自主制作版では、拠点に生えた大樹が同じ役割を果たしていました。(画像左)
ケムリクサを生み出す
みどりちゃんの葉はケムリクサの一種であり、虫に対する唯一の武器となります。
作中では色によって役割が分かれており、緑が持つのは「癒やし」の力です。
身体能力を向上させたり、ケムリクサ自体を武器として使用したりなどの用途があります。
根による移動や通信
「島渡り」の際には、みどりちゃんの根を使って移動します。
4足歩行で無駄に生き物っぽいのが、若干気持ち悪いですねw
また、戦闘時には律は拠点から凛と鳴のナビゲーションを行うのですが、
その際の描写は木の根を伝って律の耳が移動するというもの。
耳だけがピコピコ動くので可愛いです。
水を与えることで成長
みどりちゃんは昔は「うすいろちゃん」と同じくらいの苗木だったらしく
水をあげることであそこまでの大きさになった模様。
島
荒廃した世界はそれぞれ孤島となって存在しています。
姉妹は拠点となる車両を使って線路を伝うことで、他の島へと遠征を行っているようです。
それぞれの島に水が存在していますが、それらは有限であり、
姉妹が行きていくためには定期的に他の島へと拠点を移す必要があります。
しかし、未知の土地へとの移動は危険を伴うため、本編開始前の遠征でも姉妹を何人か失っていることが語られています。
赤霧
島の各所に存在しているのが赤霧です。
赤霧は人間にとって有害な物質とされており、姉妹やわかばは赤霧を避けて生活をしています。
赤虫は赤霧を好むらしく、赤霧を利用して姿を隠す赤虫も登場しています。
触れたらすぐに死ぬというわけでは無く、赤霧に触れながらも一定時間活動することは可能なようです。
作中では赤霧に触れた際に「熱い」と描写されています。
赤霧の正体
赤霧の発生源は赤い樹と呼ばれる大樹です。
赤い樹はリリ(最初の人)が他のケムリクサを消耗させるために作ったケムリクサの苗木であり、
急激な速度で成長して、赤い霧を発生させる大樹になりました。
赤虫とは赤霧によって支配されてしまった虫であり、ケムリクサを破壊することに執着しています。
圏外・圏内とは?(自主制作版のみ)
概要
圏外・圏内とは、基本的に姉妹が活動できる範囲です。
作中では、シミュレーションゲームのマップのような見た目で表されています。
簡単に言ってしまえば、虫との陣取り合戦のようなものですね。
圏内にするための方法
圏内とは、「マーカー」と呼ばれる種のような機器が置かれた場所を指します。
このマーカーが置かれた場所に、樹の根を伸ばすことで圏内とすることが出来ます。
樹の根を伸ばすには15秒ほどの時間がかかるようです(距離によって異なる?)
このマーカーが破壊されると、その場所は再び圏外となり、干渉することができなくなります。
「圏外干渉」という能力を用いれば、圏外にいる仲間の位置などを把握することが可能です。
作中では陸とわかばのみが使用する描写があります。
圏内・圏外の効果
基本的に、圏外での戦闘は危険な行為とされています。
実際に、圏外の戦闘でりなちゃんずや陸が死亡していることからも、その危険性がうかがえます。
しかし、全く戦えないという訳ではなく、圏外で倒れた鳴を救出するために虫を撃破するシーンもありました。
圏内の効果
- 律の能力で干渉可能
- 樹の根を伝ってワープ可能
- 樹の根から水を回収可能
圏外の効果
- 律の能力で干渉不可
- 戦闘力が落ちる?
壁の向こうの世界(自主制作版のみ)
ケムリクサの世界には、「壁」と呼ばれる巨大な外壁が存在しています。
地下のルートから壁の向こうに行くことで、領地を広げることが作中における最初の目標です。
この行為は「壁越え」と呼ばれ、圏外への遠征となるため危険な行為となっています。
壁の向こうの世界は赤霧がなく、キレイな世界が広がっています。
このことから、壁は喫煙ゾーンと禁煙ゾーンの分かれ目のような印象を受けました。
アニメ版では壁は青色で描かれ、赤霧の侵入を防ぐ役割を持っています。
この壁はワカバが赤いケムリクサの暴走を止めるために作ったものであり、
青のケムリクサは大人にしか操作できないものになっています。
まとめ
- 緑ちゃんは赤虫に対抗する手段
- 荒廃した世界は島ごとに分かれている
- 島渡りは危険だが、水の確保のため必要である
以上、『ケムリクサ』の世界観についてのまとめでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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