2019冬アニメとして、たつき監督の『ケムリクサ』と『けものフレンズ2』の放送が予定されています。
何やら不穏な空気が感じられる組み合わせですが、何か裏事情があったりするのでしょうか。
今回はケムリクサとけものフレンズ2の関係についてまとめていきます。
ケムリクサとけものフレンズ2の同時期に放送され話題に
やはり、この2作品の名前が並ぶと連想していまうのが『けものフレンズ』のスタッフ降板騒動でしょう。
突如としてたつき監督および、彼が所属するアニメーション制作会社ヤオヨロズの降板が発表された事件です。
全く注目されず、原作アプリもサービス終了という放映前から死産扱いだった「けもフレ」をヒットさせた最大の功労者とも呼ばれる彼の突然の降板は
「9.25けもフレ事件」や「たつきショック」とも名付けられ、大きな反響を呼びました。
突然ですが、けものフレンズのアニメから外れる事になりました。ざっくりカドカワさん方面よりのお達しみたいです。すみません、僕もとても残念です
— たつき/irodori (@irodori7) 2017年9月25日
上記の騒動後も製作委員会は2期の制作を続行、対するたつき監督はその後2017年の冬コミで『ケムリクサ』TVアニメの制作を発表しました。
そしてついに2019冬アニメとして、両作品が同時放映されるに至ったことは奇妙な運命と言えますね。
両作品の概要
ケムリクサ
本作は、2010年からたつき監督が自主制作アニメとして投稿していた作品です。
同作品を元に制作されたTVアニメが、2019年冬に放送されることになっています。
視聴者に考察の余地を残し、一度興味を持つとズブズブと沼にハマっていくような世界観 を持った作品になっています。
同監督が指揮をとった『けものフレンズ』が醸し出していた独特の雰囲気と一 致しますね。
けものフレンズ2
たつき監督が指揮をとり大ヒットを生み出した『けものフレンズ』の続編です。
先述の通り、アニメーション関係のスタッフが一新されていますが、音響関連のスタッフは前作と同じ方が引き続き担当されています。
アニメーション制作会社が変わったことから作画の雰囲気も変化しており、前作ファンからの評価はあまり良くないようですね。
さらに、前作主人公であるかばんちゃんも登場せず、新主人公のデザインにも批判が集まるなど、降板騒動で集めたヘイトを未だに引きずっている感は否めないでしょう。
たつき監督へのあてつけなのか?
そして、やはり勘ぐってしまうのがこの2作品が同時期に放映されるのはただの偶然なのかということ。
それぞれの正式発表・放送時期決定の日程を見ていきましょう。
『ケムリクサ』の正式発表は2017年12月29日の冬コミチラシが初出です。
その後、2018年2月11日にはたつき監督のTwitterで改めて発表。
放送時期は2018年8月10日の夏コミで発表されました。
ということでケムリクサTVアニメ、やらせていただきます!きばりますー!#ケムリクサ pic.twitter.com/FSdgeHQGGO
— たつき/irodori (@irodori7) 2018年2月11日
対する『けものフレンズ2』の正式発表が2018年9月2日、放送時期の発表は2018年10月29日です。
比較すると以下のようになります。
作品名 | ケムリクサ | けものフレンズ2 |
正式発表 | 2017年12月29日 | 2018年9月2日 |
放送時期の発表 | 2018年8月10日 | 2018年10月29日 |
先に放送時期などを決定していたのは『ケムリクサ』ですので、放送時期を被せたと考えられるのは『けものフレンズ2』側です。
しかし、わざわざその放送時期にぶつけるためだけにスケジュールを変更するのは、スタッフにも大きな負担となりますし、作品自体のクオリティも下がります。
そもそも企業として利益を優先するのであれば、非常にバカバカしい行為であり、現実的に考えれば両者のバッティングはただの偶然である可能性が高いでしょう。
ただし話題性としては非常に十分であり、両作品が上手く作用しあって盛り上がることに期待ですね。
まとめ
- 確執のある同士が同時期に放送されるため話題になっている
- けもフレスタッフ降板騒動の根を引きずるファンも多い
- 放送時期が被ったのはただの偶然だと考えられる
以上、ケムリクサとけものフレンズ2の関係についてのまとめでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
コメントを残す