海賊とよばれた男の染谷将太演じる長谷部は死ぬ?モデルは長谷川喜久雄?

※この記事はネタバレを含みます

『海賊とよばれた男』は百田尚樹の原作の小説をを映画化した作品です。

同作者の作品を原作とした映画『永遠の0』の制作陣によって作られたことでも話題となりました。

そんな本作に登場する長谷部喜雄(はせ)は、個性豊かキャラクターの中でも特に印象に残る人物です。

 

本記事では、『海賊とよばれた男』の長谷部についてでまとめたいと思います。


長谷部のプロフィール

主人公である国岡鐵造が経営する国岡商店の生え抜き社員です。

もとは漁師として生計を立てていましたが、海上での油販売に興味を持ち入社。

入社後は満州鉄道への営業へ鐵造ともに向かい見事商売を成功させるなど、片腕として彼を支え、ともに国岡商店を成長させていきました。

 

演じたのは染谷将太さん。

山崎貴監督の作品には幾度か出演しており、『永遠の0』にも出演されています。

長谷部は死ぬ?

鐡造とともに現場を駆け回り、国岡商店を第一線で支えてきた長谷部ですが、その死はあっけないものでした。

1941年12月に太平洋戦争が勃発。

ABCD包囲網によって、日本陸軍は石油が輸入できなくなり、南アジアの石油基地を占領した。

石統との交渉を嫌った陸軍は、南方基地での石油取扱業者として国岡商店を選びます。

陸軍から人員派遣に要する日数を尋ねられた長谷部は「1週間あれば200人はOK」とその場で即答。

実際に若手社員を派遣し、陸軍からの信頼を得ることに成功しました。

ビジネスは安泰かと思いきや、石油基地への移動中に長谷部が搭乗した陸軍機が米軍機に撃墜されてしまいます。

 

実は、この回想シーンの前の現代のシーンでは、長谷部の死の伏線がはられています。

戦争に行っていた社員たちが帰ってくるシーンがあるのですが、この場では回想に登場した社員の中で長谷部だけが登場しません。

さらに、このシーンと同時に鐡造の部屋に残された長谷部の写真へとカメラが移り、彼がもうこの世にはいないことを暗喩しています。

 

長谷部の死は鐡造の胸に残り、激動の時代をともに生きた相棒を戦地に送った苦しみに苛まれることになります。

ラストの日承丸をイランへと派遣するシーンは、再び自身の大切なものを戦地へと送り出す彼の葛藤が表されている気がします。

(映画自体が駆け足なので、心理描写が不足しているとも思いますが)

モデルは誰?

主人公の鐡造が出光佐三をモデルとしたことは有名ですが、長谷部にモデルは存在するのでしょうか。

実は、長谷部は原作小説には登場しない映画オリジナルのキャラクターです。

おそらく、モデルとなった人物は漫画版に登場する長谷川喜久雄だと思われます。

どちらも鐡造の信頼できる右腕として、劇中で活躍しています。

 

しかし、映画版での太平洋戦争時の長谷部は若すぎる気がします。笑

岡田さんだけ特殊メイクで60歳相当になっているのが、さらに違和感を強くしていますね。

まとめ

  • 長谷部は太平洋戦争で死亡する
  • 長谷部のモデルは長谷川喜久雄

以上、『海賊とよばれた男』の長谷部についてのまとめでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!




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