バーチャルライバーの配信を見ていると、たびたび登場する「てぇてぇ」という表現。
完全に定着していますが、最近視聴を始めた方の中には、語源や意味を知らない方も多いと思います。
今回はてぇてぇの意味や語源、発祥について解説していきます。
てぇてぇの意味
「てぇてぇ」とは主にバーチャルライバー同士の仲の良いやり取りに対する感情を表現する言葉。
素晴らしい・最高といった意味を持ち、
素晴らしすぎてその感情を表現する語彙力を持ち合わせていない際に使用されます。
主に「にじさんじ」所属のバーチャルライバーに対して使われています。
コラボ動画における仲の良いやり取りや、その個人配信における仲良しエピソード暴露などが「てぇてぇ」の対象です。
女性同士に主に使われますが、男女・男同士にも使われることがあり、性別の制限はありません。
ファンの間で使われていた言葉でしたが、最近では本人たちがネタにすることも。
明らかに不自然な仲良し営業は、業務用てぇてぇとネタにされることもあります。
てぇてぇの語源
「てぇてぇ」の語源は「尊い」です。
「尊い」が訛って発音されたものが「てぇてぇ」と表記されています。
「尊い」自体もネット用語であり、
作品の描写(特にキャラクター同士の絡み)が素晴らしい・最高という意味で使われるもの。
簡単に言ってしまえば、「萌え」の上位表現といったところでしょうか。
尊いの本来の意味としては、以下のようなものがあげられます。
- 身分・品位などが高い。高貴であること
- 敬うべきさまであること
- 価値が高く貴重であること
そこから転じて、以下のような意味を持ちます。
- 2次創作の余地がないほどの神聖な描写であること
- 表現をしてくれた作者に対する敬い
- 高クオリティの絵・ストーリー
色々難しいことを書きましたが、要するに素晴らしすぎて語彙力を失った際に使う言葉ですね。
ややこしいですが、語彙力を失ったというのも、受けての興奮状態をあらわし、素晴らしさを脚色するためのネタです。
初出・発祥は?
てぇてぇの発祥と言われているのが、Twitterです。
当時、同SNS上では『ドラゴンボール』の悟空ネタが流行っていました。
※悟空の訛り表現で話すというネタ
そこで「尊い」が訛って「てぇてぇ」と表現されたことが発祥だと思われます。
(正確な初出までは不明です)
「てぇてぇ」が有名になったのは、中音ナタ先生によってTwitterに投稿された4コマ漫画。
月ノ美兎と樋口楓(でろーん)との会話を、突然現れた悟空が「てぇてぇなあ」と噛みしめるといった内容です。
1日1本4コマ( #みとあーと #でろあーと ) pic.twitter.com/hodk0DUgLY
— 中音ナタ🍏 (@natanakane) 2018年3月18日
この二人が所属しているにじさんじを中心に、「尊い」を「てぇてぇ」と表現するのが定着しました。
バーチャルライバーを題材にしたデビルマンMADで使われているのもこれを元ネタとしたものでしょう。
まとめ
- てぇてぇとは素晴らしい・最高といった意味
- 語源は「尊い」
- 「尊い」が悟空ネタで訛ったもの
- 発祥はTwitterの4コマ漫画
以上、てぇてぇの意味や語源、発祥についての解説でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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