ついに新元号が発表されました。
略称がRのため、令和18年は「R18年」になるという点でも話題になっていますね。
2019年5月1日から元号が変わると、「令和」という漢字を書くことも増えてきます。
しかし、ここで疑問になるのが「令」の字ってどうやって書くの?という点。
今回は令和の「令」の漢字の書き方についてまとめてみました。
令和の「令」の書き方
令和の「令」という字。
発表の際に書かれた文字をみると下の画像のような書き方になっています。
しかし、みなさんが普段使っている「令」という字は下が「マ」になっていませんか?
正式な書類などで、どちらを使えばよいか迷いますよね…
↓下が「マ」になる「令」↓
令の漢字はどっちが正しい?
「令和」ってことで今後この字を書くこと入力すること多くなりますが、「令」の字の書き方2パターンはどちらも正しく、
正式な書面ではこっちじゃなきゃダメ!とかも特に無いものなので覚えておくと役立つかも。
「常用漢字表」にも定められてます。 pic.twitter.com/JeDZsAV2cF— 庄子リョウ (@ryokkun_g) 2019年4月1日
結論から言えば、どちらも正しいです。
そのため、正式な書類においても、どちらの漢字を使用してもOKです。
手書きではどちらが正しい?
常用漢字表においては、「筆写の楷書では,いろいろな書き方があるもの」の項目で一例として記載されています。
この漢字の書き方はどっちでもいいよ~という訳です。
ですので、手書きの時には下の画像の書き方のどちらかを使えば問題ありません!
引用:常用漢字表
フォントの書体で違う?
祖父江さんからのリクエストにお応えして、新元号「令和」の明朝体・ゴシック体・楷書体・教科書体体・学参書体等の比較。並べると「あれっ?」どっちの文字だっけ?と思う人がいらっしゃるかも知れません。 pic.twitter.com/5nDRS0UEcr
— llsmrsll (@llsmrsll) 2019年4月1日
現状、「令」の字はフォントによって表記が異なります。
モリサワフォントのように、新元号への対応を発表しているものもあります。
しかし正直なところ、全てのフォントが対応をするのは現実的ではないかもしれません。
モリサワフォント製品の新元号「令和」対応に関するお知らせを公開しました。新元号合字グリフの追加にて対応します。改訂時期は、製品やサービスにより異なるため、対応書体および対応製品の詳細は後日ご案内します。https://t.co/WVC0l3F9vm
— モリサワ【公式】 (@Morisawa_JP) 2019年4月1日
ここで問題となるのが、正式書類における表記の統一です。
「令」はどちらを使っても構いませんが、印刷した書類と手書きとの表記の統一が要求される前例があったそうです。
つまり、PCで「刀」の「令」を入力した書類を用意した場合は、「マ」のつく「令」は手書きでも使用出来ないということです。
今回の元号発表でこの問題も解決されればよいのですが…
令和、いい言葉ですが、印刷屋的には楷書体を使うことが多いので、トラブルが増えそうです(>_<)
役所等で名前の「鈴」の右側の「令」を「刀」でなく「マ」と書いて訂正される問題まとめ – NAVER まとめ https://t.co/w9WOdPdytg
— SOU FUJII (@fujis0u) 2019年4月1日
まとめ
- 令の漢字はどちらも正しい
- 正式な書類においても両方OK
- 一方で印刷した書類と手書きの表記の統一を求められることもある
以上、令和の「令」の漢字の書き方についてのまとめでした。
どちらも正しいという共通認識が広まれば問題ありませんが、書類作成や学校の授業などで、問題が起こらないか少し不安でもありますね。
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