TELハラの意味や対処法とは?新入社員の研修や仕事形態が原因?

新たなハラスメント仲間として登場した「TELハラ」

最近では何でもハラスメント扱いする風潮がありますね。

 

今後使われることが増えた場合に「TELハラ」という言葉の意味を間違えないように…

そして、なぜ「TELハラ」という言葉が生まれたのか?

 

本記事ではTELハラの意味や原因についてまとめていきます。


TELハラの意味

TELハラの意味とは

電話対応を新入社員の仕事として強制すること

 

由来はその名の通り「電話のハラスメント」であり

他の人でも対応可能な「電話対応」を新入社員に強制させるのはハラスメントである

という主張です。

TELハラの原因とその対処法

ぶっちゃけ電話対応に意味が感じられない

TELハラの一番の原因は

電話対応を新入社員がやる意味を感じられないことでしょう。

 

僕も新入社員の時代は部署の電話対応をやらされた訳ですが

部署内のどこの内線が鳴ったとしても取次をしなければいけなかったんです。

 

「自分の席の電話が鳴ってるんだから、自分で取ればよくないか?」

と思ったことは一度や二度ではありませんでしたね。

なので正直、「電話対応を押し付けるな」という気持ちはわかる。

電話対応の意味を知れば納得できるかも

一方で、電話対応自体にも意味はあって、自分の経験から特に下記3つの効果があった。

 

電話対応の効果
  • ①同部署の人に覚えて貰える
  • ②他部署の人にも覚えて貰える(かも)
  • ③仕事で会話することに「慣れる」

 

①②は結構効果があって、自分が2年目以降に実感しましたが

新人の子の声と名前が一致するので、覚えやすいんですよね。

僕のいた会社は特に部署の人数が多かったので、電話の取次がなかったら新人の子は覚えてなかったかも。

 

③は地味に重要で、最初は緊張しながらの電話対応もやっているうちに慣れてきます。

仕事の会話でもガチガチに緊張している人よりも、程よく力が抜けている方が印象がいいです。

この「こなれた感」は数をこなさないと身につかないので、そういった意味でも電話対応は効果があります。

TELハラの対処法

何が言いたいかというと「電話対応は新人の仕事だ!」と言われると

「電話対応やらなくてよくね?」って思ってしまうから

「電話対応を新人がやるとこんなメリットがあるよ」って教えて貰えれば納得できるかなってことです。

そもそもTELハラという言葉は誰が作ったのか?

さて、このTELハラという言葉…

テレビで報道されて一躍話題になりましたが

 

そもそも本当に若者がTELハラという言葉を生み出したのか?

という疑問の声もあります。

 

「新入社員の業務で嫌なものはありますか?」

とインタビューをされた新入社員の人が

「電話対応がめんどくさい」「電話対応が新人の仕事っぽいのは嫌だ」と答えることは多いとは思います。

 

新入社員に限らず、誰だって嫌な業務の1つや2つはあるでしょうからね。

 

しかし「電話対応を強制するのはハラスメントだ!」と主張する可能性はかなり低いと思います。

(そもそも新入社員はハラスメントって言葉は使わない気がする…)

 

 

さらに極論を言ってしまえば、街角インタビューに登場している新入社員でさえ

もしかしたらテレビが用意したサクラかもしれません。

 

この言葉の正確な起源を探すことは不可能に近いとは思いますが

一概に若者がTELハラという言葉を生み出して、やりたくない理由を正当化している

とするのは早計かなとは思いました。

まとめ

要点まとめ
  • TELハラの意味とは電話対応を新入社員の仕事として強制すること
  • TELハラは本当に若者が生み出した言葉なのか?
  • TELハラの原因は電話対応を新入社員がやる意味を感じられないから

以上、TELハラの意味や原因についてのまとめでした。

 

「最近の若者は根性がない」と決めつけないで

電話対応の効果や意味をしっかり教えてあげること

そして、必要に応じて自分でも電話をとってあげることも重要だと思いました。