『千と千尋の神隠し』の謎として、よく話題にあがるのが
ラストシーンの時間経過
本作の物語はは現実世界に戻ってから、あっさりと終了してしまいます。
しかし、現実世界の様子(特に車周りの変化)を見るとなんだか釈然としないんですよね…
要するに実はスゴい時間が経っているんじゃないか?と疑ってしまうんです。
そこで今回は『千と千尋の神隠し』ラストシーンの時間経過について、各シーンの情報を整理した上で考察してみました。
目次
最後の時間経過はどれくらい?
早速ですが、『千と千尋の神隠し』の時間経過について、手がかりとなるシーンごとに考察していきます。
車がほこりまみれに!
時間経過を語る上で欠かせないのが、ラストの車の変化。
千尋と両親が現実世界に戻って来た時、車の上に落ち葉が積もっているんですよね。
父親の「車内がほこりだらけだ」というセリフからも、数日間放置されていたことが読み取れます。
景色に違和感あり
上の比較画像を見ればわかる通り、草がスネの高さまで生い茂っています。
車と地蔵の位置関係で同じ場所だとわかるのですが、もはや全く別の場所に見えるほど景色が変化していますね。
車のバッテリーは上がっていない
ラストシーンでは、ホコリまみれになっていたものの、すぐに車を発進させることができています。
つまり、車のバッテリーは上がっていないことがわかりますね。
一般的に、車のバッテリーが上がるのは1年と言われており
現実世界での時間経過は少なくとも1年よりは短いことが予想できます。
月の満ち欠けがある
次に神の世界での時間経過について考察してみましょう。
劇中で明確に時間経過については言及されませんが、月の満ち欠けからある程度の時間経過が読み取れます。
序盤の大イベントとも言える、腐れ神(河の神)の登場シーン。
その際に映った夜空には、満月が浮かんでいました
そして、ラストのハクと共に夜空を駆けるシーン。
ここでは月の形はいわゆる上弦の月…
しかし、月の満ち欠けの周期に基づくと、満月の後には下弦の月であり
満月→上弦の月には3週間ほどかかります。
つまり、最低でも3週間以上は神の世界で過ごしていると考えることができます。
で、結局どれくらいの時間が経過したのよ?
先ほどまでの情報を踏まえると、3週間~1年になります。
あまりにもざっくりしすぎているのでもう少し絞ってみましょう。
千尋が神隠しにあった後、腐れ神の登場までのドタバタや下積み期間を考えると
経過した時間は1ヶ月半ほどが妥当でしょうか。
1ヶ月半経過していれば、車がホコリまみれになり、落ち葉が積もるのに十分な期間です。
ちなみに、宮崎監督が現実の世界での経過時間についてインタビューで「2か月」と答えたという情報がありました。
やはり、1ヶ月半~2か月が妥当と言えるでしょう。
しかし、これについてはソースが見当たらなかったので公式とはいい難いですね。
現実世界と神の世界では時間の流れが違う可能性もある
本末転倒な話ですが、そもそも現実世界と神の世界では時間の流れが違う可能性もあります。
本作はタイトルにある通り「神隠し」をテーマとしており
神隠し自体が消えた人が数年後に以前と同じ姿で現れたなんて逸話もある胡散臭いもの…
宮崎駿監督は論理に基づいて映画を作るのはアホらしいと発言
また宮崎駿監督は著書において、「論理に基づいて映画を作るのはアホらしい(意訳)」と発言しています。
そのため、本作について考察をすること自体が間違っているとも言えます。
それでも結局、本作の終わり方は消化不良感があるのには変わりないんですけどね…
まとめ
- 時間経過は1ヶ月半~2か月と考えられる
- 車のバッテリーは上がっていないので、1年以上は経っていない
- 現実世界と神の世界では時間の流れが違う可能性もある
以上、『千と千尋の神隠し』ラストシーンの時間経過についての考察でした。
ジブリって有名なだけに、都市伝説や考察ネタが多いですよね~
違った視点で改めて見てみると、新しい発見があって面白いと思います!
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