3月1日より公開が開始されている映画『ブラックパンサー』、もはや日本でもお馴染みとなっている「マーベルユニバース」の世界観を持つ作品です。
本場、アメリカにおいては公開初週の2月16~19日の4日間で興行収入は2億3,500万ドル(約250億円)を越え、全米に大ヒットを巻き起こした実績を持っています。
これほどまでのヒットを生み出した今作ですが、実際に日本における評判はよいのでしょうか?
今回は『ブラックパンサー』の評判について、深掘りしていきたいと思います。
目次
ブラックパンサーの作品情報
概要
原題 :Black Panther
公開日:2018年2月16日
製作国:アメリカ
配給 :ディズニー
監督 :ライアン・クーグラー
ストーリー
アフリカの秘境に位置する小国ワカンダ。
高度な科学技術を誇るこの国を治めるティ・チャラの使命は、漆黒のスーツに身を包んだ闇のヒーロー「ブラックパンサー」として希少鉱石ヴィブラニウムを守ることだった。
ヴィブラニウムによってワカンダは他国を圧倒する科学技術を手に入れたことで、他のアフリカ諸国が白人によって征服された中でも平和と独立を保つことができた。
一方で、ヴィブラニウムの秘密が知れれば他国に攻撃を受ける恐れもあり、そのためにワカンダは表向きは発展途上国として鎖国政策をとってきたのだ。
先代国王、チャカの死とそれに伴う対外政策に気を張るティ・チャラだが、彼の戦う相手は国内にも潜んでいるのであった。
黒人のための映画?
メインキャストが黒人
アフリカの小国「ワカンダ」を舞台とした作品のため、主人公ティ・チャラに始まるメインキャラクターほぼ全員が黒人キャストとなっています。
アメリカでは、白人メインが映画の売れる秘訣とまで、言われており、『ブラックパンサー』の大成功はアメリカの映画史に大きな衝撃を与えたとして、話題になっています。
しかし、人種の差別が身近にない日本に済んでいると実感があまり無いですね(笑)
黒人解放運動などとの関係性
ブラックパンサーは過去に存在した「ブラックパンサー党」という黒人民主主義運動を展開していた政治組織をモデルにしているようです。
スーパーヒーローの名前にそのまま流用するということは、なにか政治的意図があってのことだとも考えられます。
https://twitter.com/Ryoy0820/status/973347869125038080
個人的には、映画のストーリーで奴隷制度や植民地主義といったテーマがストーリー上で取り上げられていることが衝撃でした。
このテーマを取り上げた上で、強大な力を持った黒人ヒーローが大活躍するといった展開は、一種のプロパガンダとも受け取れるため「黒人のための映画」と称されるのも納得できます。
そういえば、キャプテン・アメリカも最初はプロパガンダのために作られたキャラクターでした!
近年では薄れてきている分化ですが、スーパーヒーローをプロパガンダに利用するのは、アメリカのお家芸なのかもしれませんね。
評判まとめ
映画サイトの点数
主要映画サイトの点数は以下の通り(2018年3月13日現在)となっており、評価は高いと言えます。
映画com :3.6/5点
Yahoo映画:3.7/5点
SNS上の声
SNSでの評判は賛否両論となっています。
https://twitter.com/CAPTAIN_X_RAY/status/972756578607677440
『ブラックパンサー』観る。ただ突っ立って喋ってるだけのドラマも全部つまらない。誰かが描いた絵コンテ通りに撮っただけみたいなアクションも全部つまらない。とにかく間と呼吸が全部悪い。動きが全部つまらない。プロダクションデザインと音楽は最上級なのにこの退屈さは何だ。よくこれが売れたな。
— 松#俊之 (@MatsuiTo) March 5, 2018
一方で、目についた感想が「つまらないわけではないのだけれど、面白くもなく、退屈でパッとしない」といったものです。
この方のツイートにも書かれている通り、同じような感想を抱いた方は多いようですね。
ちなみに、私もその1人です(笑)
『ブラックパンサー つまらない』で検索かけると、私と似たような感想の人が結構みつかる。
「つまらないわけではないのだけれど、面白くもなく、退屈でパッとしない」という感じ。— バグ (@Bug1978) March 4, 2018
実際の感想
結論から言えば、つまらなくはないが、マーベル映画としては物足りないです。
ストーリーは黒人を取り巻く問題を取り上げつつ、王道の展開で進むのですが、国内での内戦など、スケールが小さい…
また、アクションシーンも肉弾戦が主になるので、兵器などが飛び交う迫力のあるシーンは少ないです。
近年の「アベンジャーズ」などの派手なアクションシーン・壮大なスケールのバトルを期待すると肩透かしをくらうかもしれません。
あえてイメージをお伝えするならば、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』がピッタリです。
「つまらないわけではないのだけれど、面白くもなく、退屈でパッとしない」という感想は言い得て妙ですね(笑)
まとめ
- ブラックパンサーは黒人解放のプロパガンダ的作品である
- つまらなくは無いが、パッとしないという評価
- アクションシーンが地味である
- マーベルシリーズと思って期待すると物足りないかも
以上、ブラックパンサーの評判についての情報でした。
あくまで個人の感想なので、まだご覧になっていない方は是非見に行ってみてください!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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