ナダルがクレーコートで強い理由はなぜ?勝率9割超えの記録もあり無敵?

男性プロテニスプレーヤーであるラファエル・ナダル。

シングルス世界ランキングで1位を獲得した実績も数回あり、その実力は折り紙付きです。

大会においても優勝候補としてたびたび名前が挙がる彼ですが、特にクレーコートの大会においては無類の強さを誇っています。

 

本記事ではナダルがクレーコート最強と言われる理由について考察したいと思います。


クレーコートとは?

テニスのコートには大きく分けて、以下の4種類が存在します。

  • ハードコート :アスファルトなどで舗装されたコート
  • クレーコート :土のコート
  • グラスコート :人工芝のコート
  • インドアコート:木造・カーペットで作られたコート

クレーコートは土で出来たコートであり、粘土質の土をめぐらせ、その上に砂をまいた形式のものが多いようです。

球速が他のコートに比べて遅いことからも、ラリーが長続きすることも多く、粘り強さ・スタミナが重要になってきます。

ナダルがクレーコートで強い理由

ナダルがクレーコートで無類の強さを誇る理由は、その強靭な下半身の筋力によるフットワークとスタミナです。

先述の通り、クレーコートでのゲームにおいては、ラリーが長続きすることから、選手の粘り強さが勝敗に影響してきます。

その中で、抜群のフットワーク・スタミナを両立するナダルが有利に立つことは疑う余地はないでしょう。

 

また、ナダルの武器として類をみない重さのトップスピンがあります。

クレーコートでは、ボールがよく跳ねる上に、天候や状況によって跳ね方が変わることもあり、ラリーを続けるだけで相手のスタミナを着実に奪っていくのです。

カウンターパンチャーとして知られ、アグレッシブな守備のスタイルが有名なナダルにとって、持久戦となるクレーコートでのゲームはまさに独壇場と言えますね。

ナダルの戦績

「クレーキング」とまで言われるナダルですが、本当にクレーコートにおける戦いで最強なのでしょうか?

実証するために、データを見てみましょう。

以下はナダルの4大大会の優勝成績です。

全豪 2009(1回)

全仏 2005-08・2010-14・17・18(11回)

全英 2008・10(2回)

全米 2010・2013・2017(3回)

このうち、全仏オープンではクレーコートが使われています。

計17回の優勝の内、11回を全仏オープンで優勝しており(約65%)、クレーコートでの強さが読み取れます。

 

また、2005年から2007年にかけて、クレーコートにおける公式戦で81連勝という記録を樹立しています。

彼に土をつけたのは、当時世界ランキング1位のロジャー・フェデラー。

当時のナダルも「もし誰かに負けるならロジャーだと思っていた」と発言しており、世界最強のプレーヤー以外では彼を倒すことは叶わなかったと言えます。

「クレーキング」の名は伊達ではなく、まさに名実ともにクレーコート最強ですね。

ナダルは無敵?

少なくとも、クレーコートにおける戦いにおいては無敵と言っても過言ではないでしょう。

クレーコートにおける勝率は450戦近くした上で、90%を越えており(2018年7月4日現在)、今後この数値が落ちることはまず無いと思います。

 

もちろん、他のコートだと弱いなどということはなく、どんなコートにおいても戦えるほどの高い実力を持っています。

全体的に見て、無敵というのは言いすぎかもしれませんが、やはり世界中でもトップの選手であることは間違いありませんね。

まとめ

  • クレーコートでは持久戦が多くなる
  • ナダルのプレースタイルが持久戦にあっている
  • クレーコートでの勝率は9割を越えている

以上、ナダルがクレーコート最強と言われる理由についての考察でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。