『ズートピア』に登場するナマケモノのフラッシュ。
登場シーンは僅かながら、その動作の遅さから強烈な印象を視聴者に残すキャラクターです。
本作の代表的なコメディシーンでもあり、予行映像でも採用されていました。
そんなナマケモノのフラッシュですが、本作のラストでスピード違反で逮捕されるシーンがあります。
その際のスピードは180キロ、あんなにノロマな彼がなぜ?と疑問に思った視聴者も多いようです。
本記事ではフラッシュがスピード違反をした理由について謎を解き明かしたいと思います。
フラッシュの劇中での活躍
劇中ではニックの親友として、ナンバープレートから犯人の手がかりを調査する際に登場します。
ニックからアイスを買った後に失踪したオッタートンさん(エミット)。
彼が通っていたナチュリストクラブのオーナーであるヤックスを訪ね、エミットが乗っていたリムジンのナンバーを聞き出します。
そこでニックから紹介されるのが、免許センターで働くフラッシュ。
免許センターが持つ情報を利用して、ナンバーから車の所有者を割り出す寸法です。
彼の協力によって、ジュディとニックの2人は情報を入手することができました。
これ以降、フラッシュは物語の本筋には関わってくることはありません。
そして突如、ラストにスピード違反で逮捕されているシーンで再登場します。
このシーンが物議を醸すものになっているのです。
待ってズートピアのフラッシュ、安室さんの180キロ越して185キロ出してたんだけどwwwww
— ばにたす (@vani_0524) 2018年5月18日
フラッシュは動作が遅い
ナマケモノであるがゆえに、非常に動作が遅いです。
フラッシュは日本語で「閃光」という意味ですが、完全に名前負けしていますね(笑)
動きや喋る速度ですらノロノロしています。
さらにマイペースなため、ナンバーの検索作業の際にもニックにクイズを出されて、真面目に答えてしまうほど。
それがツボにハマったのか、同僚に同じクイズを出す始末。
急いでいるけれども、他に頼れる人もいないジュディはこの様子に閉口していました。
彼の動作の遅さに加えて、ニックからの妨害もあったため、昼に訪れて作業を開始したにも関わらず、帰るころには夜になっているほどでした(笑)
しかし、ここまでスローモーションなフラッシュがニックとは昔からの友人であることにもビックリしてしまいます。
これは昔から人の表面上の印象ではなく、内面を重視しているニックの性格がうかがえる設定になっています。
おそらく、彼とは正反対のジュディでしたら、フラッシュとは友達になれなかったでしょう。
このような細かい設定まで練り込まれているのが本作の魅力の1つでもありますね。
なぜスピード違反をした?
フラッシュがスピード違反をした理由は、ナンバープレートに隠されています。
彼の車のナンバープレートに書かれた言葉は「FST NML」
これは「Fast Animal」の略で、直訳すると「素早い動物」という意味。
字幕版だと「スピード命」と訳されています。
つまり、彼は素早いことを自称しており、意図してスピードを出していたことになりますね。
フラッシュのナンバープレート"FST NML"は fast animal(速い動物)。俺は速いぜ的な。
アメリカではナンバーの文字を好きに選べる。
フラッシュも自分でこのナンバーを選んだと思われる。#ズートピアで学ぶ英語と文化— Lieutenant Kowalski (@twitchol) 2016年6月26日
ズートピアでは人を表面上の印象だけで語る偏見や差別が重いテーマとして掲げられています。
フラッシュも自分がナマケモノというだけで遅いと思われるのが、実はコンプレックスだったのかもしれません。
実際、彼はナマケモノの中では仕事が早いとも言われていますから、速さにはこだわりを持っているのだと思います。
だからといって、スピード違反をするのは犯罪ですけどね^^;
ついでにご紹介すると、彼のマグカップには「YOU WANT IT WHEN」と書かれています。
直訳すると「それがいつ欲しいの?」であり、ここからも彼が時間=スピードに強いこだわりを持っていることがうかがえます。
ズートピアはこのような細かいネタが色々と隠されており、こういったものを見つけるのも1つの楽しみかもしれません。
まとめ
- 基本的にスローモーション
- 実はスピード狂
- スピードへのこだわりはコンプレックスの現れなのかも
以上、フラッシュがスピード違反をした理由についてのまとめでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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