ハリーポッターに登場するアルバス・ダンブルドア。
主人公のハリーが通うホグワーツ魔法魔術学校の校長です。
偉大な魔法使いとして知られ、生徒にもフランクに接してくれる好々爺として描かれています。
しかし、物語が進むに連れて、彼の違った一面も描かれるように…
今回はダンブルドア校長の知られざる一面について、深掘りしていきたいと思います。
ダンブルドアは悪者?
結論から言えば、光側の人物であり、ヴォルデモート卿のように「悪者」ではありません。
しかし、物語の序盤に描写されていたように、まっとうな聖人君子という訳でもありません。
読者の彼に対する印象が大きく変わるのは、シリーズ7巻の『死の秘宝』でしょう。
彼の本質は目的のためには手段を選ばない策謀家であり、スネイプやハリーも彼の書いた筋書き通りに動かされているに過ぎませんでした。
その証拠に作中では、ヴォルデモートを倒すためにハリーが死ぬことを厭わない発言もありました。
それまでの彼の人物像からかけ離れたキャラクターに、裏切り者だと思う方もいたのではないでしょうか?
しかし、ハリーは「血の守り」によってヴォルデモートの死の呪いから逃れられることを予測しており、必ずしもハリーを捨て駒にしようとしていなかったとも考えられます。
過去には当時彼が意気投合し、愛していた最強の闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルドの悪事を見逃すなど、人間くささが描かれるようになってきます。
(ダンブルドアはゲイであることが裏設定として明かされています)
上記のように、初期のイメージとはかけ離れた側面が徐々に明らかになり、悪いのイメージが持たれがちですが、決して彼は悪人ではありません。
他の登場人物と同様に、「1人の人間」として作者は描きたかったのではないでしょうか。
ダンブルドアは無能なのか
ダンブルドアが無能だと言われる理由は、ヴォルデモートに匹敵する魔力を持つ魔法使いでありながら彼を仕留められずに物語を途中退場したことが原因でしょうか。
しかし、スネイプに殺害されたのもダンブルドアが狙ってのことですし、彼がハリー達3人に残した遺品は重要な役割を持ちます。
結局のところは彼が思い描いたシナリオ通りにハリーがヴォルデモートに勝利したのですから、無能ではないと思います。
クズと呼ばれる理由
上記のような過去のエピソードや目的のために手段を選ばない正確から「クズ」などと評されることがあります。
しかし、最もネタにされているのはシリーズを通してのスリザリンに対する不当な扱いでしょう。
1巻の『賢者の石』のラストでは
スリザリン:472点(1位)
グリフィンドール:312点(4位)
という状況から、ハーマイオニーに50点、ロンに50点、ハリーに60点、ネビルに10点という加点を行い、逆転勝利を通達しています。
あまりの大幅加点もネタにされていますが、これにはさらなる裏話があります。
実は、表彰式時点でダンブルドアは点数加点のことを把握しており、グリフィンドールが1位になることを知っています。
それにも関わらず、あえてスリザリン優勝の飾り付けを行い、逆転劇を演出するというクズっぷりがネタにされています。
劇中ではマルフォイといった嫌なヤツが所属するだけに気になりませんが、生徒の立場からするとたまったものではありません。
スリザリン出身がグレるのも頷けます。笑
さらには、スリザリンの寮だけが地下牢といういじめにも近い設定も。
ダンブルドアがグリフィンドール出身ということからも、依怙贔屓の疑いがありますね。
まとめ
- ダンブルドアは悪者ではない
- ダンブルドアは人間くさい人物である
- グリフィンドール贔屓がネタにされている
以上、ダンブルドア校長の知られざる一面についてのまとめでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ダンブルドアに関する他の記事はこちら!
>>ダンブルドア校長の家族関係や過去が壮絶?原作での裏設定は?
>>ダンブルドアがスネイプ殺される理由はなぜ?頼むというセリフの意味とは?
>>ダンブルドアのニワトコの杖の秘密は?なぜマルフォイやハリーが所有者に?
コメントを残す