ハリーポッター最大の敵であるヴォルデモート卿。
シリーズを通して、最強の悪役としてハリーの前に立ちはだかります。
そんなヴォルデモート卿ですが、結局何がしたかったのかわかりにくいとの声もあります。
今回はヴォルデモート卿の目的やそのルーツが隠された過去についてまとめてみました。
ヴォルデモートの目的
ヴォルデモートの目的は純血の魔法使い社会を作ることです。
純血でないマグルや混血、マグル生まれの魔法使いを徹底的に排除した世界を作ろうとしています。
その危険思想を実現しうるだけの実力を持つ魔法使いである彼は、魔法社会において非常に危険な存在です。
それゆえに物語の開始時点では既に「名前を呼んではいけないあの人」として扱われています。
しかし、彼と同じく純血以外を是としない思想を持つ者がいることも事実です。
彼の思想に共感した者たちは死喰い人として、彼の理想達成のために付き従っています。
ハーマイオニーが「穢れた血」と揶揄されるシーンがあることからも、ヴォルデモートに従うほどではないにしろ、純血以外の魔法使いをよく思わない者は数多くいます。
ヴォルデモートの過去
出生の秘密
では、ヴォルデモートはなぜそこまで非純血の魔法使いを毛嫌いするようになったのでしょうか。
そのルーツは彼の出生に隠されています。
彼の母親はホグワーツの創設者の一人でもあるスリザリン家の純血魔法使いでした。
ある時マグルの男性トム・リドル・シニアに一目惚れした彼女は惚れ薬を用いて彼と結婚します。
しかし、結婚から1年後に父親は騙されていたことに気づき、妊娠中の母親を捨てて家を出ていきます。
この時に、母親のお腹の中にいたのが、ヴォルデモートその人です。
失意の底にあった母親は孤児院でヴォルデモートを産み、そのまま息を引き取りました。
幼少期に抱えた心の闇
生まれた時から両親の愛情を受けずに育った彼は、この時から心に闇を抱えていたと言えます。
孤児院では魔法を使って他の子供たちに被害をもたらしており、問題児として扱われていました。
その後はダンブルドアに才能を見出されて、ホグワーツに入学することになります。
ホグワーツ入学後はその才能から優秀な成績を収め、模範的な生徒として振る舞いました。
その一方で、裏では陰湿な悪事も働いており、ホグワーツに入学しても彼の歪んだ心に変化がなかったことがわかります。
闇の魔法使いの誕生
そして彼の心が自分の出生を知ったことで、彼の心は完全に壊れてしまいます。
優秀だと思っていた自分が混血の魔法使いであり、名門の生まれであるはずの母親はただのマグルの男性に捨てられたということが発覚します。
ヴォルデモートはこれを知った直後に父・祖父・祖母を殺害、その罪を叔父に被せてしまいます。
これをキッカケとして、ヴォルデモートはマグル・混血を根絶やしにした社会を作り上げるという思想を持つようになりました。
このように彼の目的は出生のコンプレックスから生まれたものであり、非常に人間臭い理由です。
なぜハリーを狙う?
ヴォルデモートがハリーを狙っているのは、彼の目的と直接関係はありません。
ハリーは予言によってヴォルデモートを倒すとされており、驚異を感じたヴォルデモートがハリーを狙っています。
目的遂行のための障害となることが予言されているため、事前に始末しようと手をうったという訳ですね。
ハリーが生まれるタイミングで彼を襲いますが、ハリーの両親の命と引き換えに阻止され、本編へと繋がります。
まとめ
- ヴォルデモートの目的は純血の魔法使い社会を作ること
- ヴォルデモートの目的は出生のコンプレックスから生まれた
- ハリーを狙うのは自身を倒すと予言されているから
以上、ヴォルデモート卿の目的やそのルーツが隠された過去についてのまとめでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
コメントを残す