現在、世の中に多くの種類が存在するソーシャルゲーム、それを語る上で欠かせないのが「イラスト」です。
ゲームが面白いことはもちろんですが、可愛いキャラクターが存在することによって、ユーザーの課金を促進することができるわけですね。
さて、このイラストですが、1枚書いてもらうための相場はいくらなんでしょうか?
あまり高いと、ユーザーの課金に成功しても赤字にならないのか、気になりますよね。
今回は、ソーシャルゲームのイラストの発注形態について、詳細を調査しましたので、共有したいと思います。
目次
イラストの発注形態
まずは、イラストの発注形態の種類から見ていきましょう。
ソーシャルゲームのイラストには、実は様々な発注形態があります。
相場は大きく変わりませんが、企業が支払うコスト、イラストレーターが直接得る報酬には影響があります。
個人のイラストレーターに発注
これが一番一般的でしょう。
個人で活動しているイラストレーターの方に、直接コンタクトを取り、依頼をする方式です。
仲介者が存在しないため、マージンを取られることがなく、イラストレーターの方にも直接報酬が支払われるため、お互いにwinwinの関係が築けます。
社内のイラストレーターに発注
社内にイラストレーターを抱えているような、大企業に多い形態です。
給料として報酬が支払われるため、企業としてはコストの調整がしやすく、最も望ましい形態でしょう。
また、社内イラストレーターの場合、他の企業のソーシャルゲームに絵を提供することは基本的に無くなるため、ブランドイメージを持たさせることができます。
イラスト制作会社に発注
イラスト制作を専門とする企業に発注をする形態です。
相手企業にマージンが支払われるため、最もコストが高く、イラストレーター自身に入る報酬も少ないため、あまり浸透していない方法であるでしょう。
相場に関係するイラストの特徴
気になるイラストの相場ですが、イラストの発注内容によって大きく異なってきます。
相場に影響する要素のうち、代表的なものをご紹介します。
キャラクターの絵柄
これが一番わかりやすいと思います。
デフォルメされているキャラクターと、精密に描かれたリアル調の絵では制作費が大きく変わります。
キャラクターの絵の範囲
どこまでの範囲を描く必要があるのかによって、相場はかわります。
一般的には、全身画を発注して、必要に応じてバストアップや顔アイコンを発注する形態をとる企業が多いです。
下に行くほど相場は安くなります。
- 全身画…ステータス画像に使用
- バストアップ…主に会話シーンに使用
- 顔アイコン…キャラクター一覧に使用
表情差分
これは単純に、表情差分が多いイラストは追加料金が発生します。
塗り方
絵の塗り方によっても、制作の手間が変わるため、相場に影響があります。
代表的な塗り方をご紹介します(下に行くほど、コストが高いです)
- アニメ塗り…TVアニメのようなシンプルな彩色を使った塗り方です。グラデーションをあまり利用しないため、手間が少ないです
- ブラシ塗り…アニメ塗りに手を加えることで、細部の立体感を増した絵です、高レアリティのキャラクターのイラストによく用いられています。
- 厚塗り …色を重ねて塗る手法です。油絵をイメージしてもらうと想像しやすいかもしれません。配色が重厚になるため、ファンタジーゲームなどのイラストで世界観を演出する際に使われることが多いです
背景の有無
背景のイラストの有無によっても相場が変わります。
また、背景の画像に人がいるのか、「人工物」が多いのか、「自然物」が多いのかなど、他には上空からみた画像なのか、などの要素も大きく影響します。
単純にエフェクトを載せたものから、背景を精密に書き込こんだ絵まで、大きく相場が異なります。
イラストの相場
相場は、前述の通り、イラストの種類や特徴によって大きく異なるため、ここでは、一般的なソーシャルゲームの高レアリティのブラシ塗りイラスト1枚の相場を考えていきます。
基本的には、イラスト1枚の相場は3万円と言われています。(もちろん、イラストレーターの知名度によっては上下することがあります)
そこに、前述の要素を足すことで、さらに金額が変動します。
- バストアップ・顔アイコン:+5千~1万円
- 表情差分 :+5千~1万円
- 背景 :+1万~1.5万円
キャラクターの発注時に、差分を発注しない、ということはあまり無いため基本的に3万~5万が相場と言えるでしょう。
まとめ
- イラストの発注形態は様々な種類がある
- 絵の発注方法によって相場は変化する
- 一般的なキャラクター1枚の発注相場は3万円
以上、ソーシャルゲームのイラストについてのまとめでした。
思った以上に細かく相場が決定されているんですね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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