何度か実写化もされている人気映画『美女と野獣』
みなさんも一度は見たことありますよね。
最後は王子が野獣から人間に戻ってめでたしめでたし〜
という筋書きなのですが
ディズニー版ではこの人間に戻った王子が微妙にかっこ良くないんですよね。笑
中には野獣のままの方がよかったという意見もあるほど。
物語としてはハッピーエンドにも関わらず
なぜ、このような評判になってしまったのでしょうか?
今回はディズニー版『美女と野獣』の人間に戻った王子の見た目についてまとめてみました。
人間に戻った王子の顔にがっかり?
美女と野獣のラストシーンでは「真実の愛」によって王子の呪いがとけることになります。
そして、そのシーンで登場する王子の顔がこちら。
うーんかっこ悪くはないんですけど…
濃いめの顔、悪く言えばバタ臭い顔ですね。
日本人受けしにくい顔と言えます。
本編でイケメンとして扱われているガストンも同じような見た目であり
この映画の中でのイケメン像はこれで固定されていると思います。
しかし、よくブサイクと言われるシーンの画像選択には少し悪意がありますよね。笑
人間に戻った王子にも、かっこよく見えるシーンもいくつかあると思います。
※ただし、ブサイクと言われるのは戻った瞬間のシーンなので視聴者の印象に残りやすいのは確かです
野獣の方がかっこいい?
そして人間に戻った王子の評価を下げている一因は
野獣のビジュアル完成度の高さでしょう。
また、見た目は完全に動物であるにも関わらず、内面は人間的であり
コミカルな動作なども存在するために、そのギャップが好感度アップにもつながります。
野獣の見た目と内面のギャップに関しては、ディズニーの魅せ方も上手いですね。
ちなみに、野獣の見た目は様々な動物の要素を組み合わせて作られたらしいです。
美女と野獣のビーストって色んな動物が混じってたんだ〜。知らなかった。 pic.twitter.com/5WrNpV6jpF
— ♕Japanese Girl♔ (@MileyU_S_A) 2013年3月20日
人間に戻った王子がヒョロヒョロになってガッカリという意見もありますが
野獣よりもガタイが良かったら逆にムキムキすぎると思います。
実はスタッフも王子がブサイクだと思っていた
実は製作スタッフも人間に戻った王子のデザインには否定的なことがオーディオコメンタリーで明かされています。
要約すると
「王子のデザインに時間をかけたけど虚しい努力だ」
という旨の発言が…
その理由というのも
映画を見るにつれて、観客は野獣に対して愛着が湧くから
確かに、映画の大半を野獣の姿で過ごすわけで
最後にポッと出の王子(野獣の面影なし)が出てきても違和感を感じてしまいますね。
おそらく、長い時間をかけて映画を作ったスタッフも同じ気持ちだったのでしょう。
結局イケメンが勝ち組なの?
また、野獣が人間に戻るという展開自体に対する批判もあるようです。
この作品の重要なテーマでもあるのが
「人を見かけで判断してはいけない」ということ。
このテーマはストーリーにも色濃く現れており
野獣が魔女の呪いを受けたのも「見た目で人を判断した」ことが理由です。
ベルも最初は野獣の見た目や粗暴さから野獣を避けており
彼がベルを助けたことで彼の心の奥底にある優しさに気づくという展開になっています。
野獣がベルを愛したのも、彼女の美貌が理由ではなく、野獣の姿である自分を一人の男性として扱ってくれたからだと考えられます。
そして二人は徐々に心を通わせ、映画のラストでは野獣が人間に戻り、ベルと結ばれることに。
しかし、ちょっと待ってください。
ここで視聴者が疑問に思うのは
結局イケメンが勝ちなの?
ということでしょう。
最後に野獣がイケメンになってしまうと、本作の悪役でもある
イケメンだけどクズなガストンとの対比が無駄になっている気もします。
しかし、この展開は「真実の愛で呪いが戻る」とい設定故に仕方のないことでしょう。
野獣が一生元に戻らないというストーリーだったら、テーマに沿った内容になるかもしれません。
しかし、「真実の愛」が成立したということを展開で表現するためには、この設定が必要に思えます。
また、王子が美男子であることは「見栄え」を考えれば当然のことでもあります。
人間に戻った王子が小太りハゲの中年男性だったりしたら、ギャグ展開になってしまいますからね…笑
まとめ
- 王子がかっこ悪いという意見多数
- 実は製作スタッフも野獣の方が好きだった
- 映画を見ている間に野獣に愛着が湧いてしまうこともガッカリ感の原因
以上、ディズニー版『美女と野獣』の人間に戻った王子の見た目についてのまとめでした。
記事をまとめてみると、野獣のビジュアル完成度の高さに改めて驚かされますね。
これからも王子が人間に戻った時のガッカリ感は語られ続ける気がします。笑
最後までお読みいただき、ありがとうございました!