つけ麺といえば、冷たい麺を温かいスープにつけて食べる「冷盛り」が主流の食べ方。
冷たい麺のさっぱりとした舌触りがラーメンにはない魅力ですが
一方で食べているうちにスープがヌルくなってしまった…
という経験が一度はあるのではないでしょうか。
なぜ麺だけ冷やすのか、そもそも冷たいスープではダメなのか…
本記事はつけ麺をなぜ冷やすのか?という点についてまとめてみます。
つけ麺はなぜ冷たい?
さて、早速本題のつけ麺が冷たい理由ですが
それはつけ麺が麺のコシを味わうものとされているからです。
ラーメンと同様に、麺を準備する際に茹でることになるわけですが
茹でた麺を水で締めることによって、コシが生まれます。
イメージとしては、ざるうどんが近いですね。
個人的には「つけ麺は麺のコシが重要」という考えについては合点がいきました。
つけ麺を自分で作ってみると麺の茹で具合が難しく
お店で食べたようなコシが無くて美味しくない…という経験が僕はありますw
スープはなぜ温かい?
麺が冷たい理由が前項目で述べたものとして、なぜスープは温かいのか。
その理由は冷たいスープにすると、油が固まってしまうからです。
先ほどの触れたように、つけ麺は麺のコシを楽しむものであり、スープは麺を引き立てる役割を持ちます。
そして、麺はラーメンのようにスープにずっとつけられている訳ではなく
一般的には食べる時に少しだけつけることになります。
そのため、少しの時間で味が染みるように、濃い味付けのスープが多くなっているんです。
「魚介」や「豚骨」スープのつけ麺屋が多いのもこのためですね。
そして、魚介や豚骨で作られたスープは非常に濃厚なため
スープを冷たくしてしまうと、すぐに油が固まってしまいます。
これが麺が冷たいのにも関わらず、スープが温かい理由になります。
まとめ
- つけ麺を冷やすのは麺のコシを生むため
- スープが温かいのは油が固まるのを防ぐため
以上、つけ麺をなぜ冷やすのか?という点についてのまとめでした。
ラーメンと並んで多くの人々に愛されるつけ麺。
その人気は留まることを知らず、現在でも様々なお店が生まれています。
そして、スープがヌルくなる問題はお店も把握しており
「スープ交換1回無料」のお店も増えているのは嬉しい限りですね。