率直に言えば色々と惜しいゲームです。
世界樹っぽいけど面白いの?みたいな意見も多そうなので
この記事では、購入を悩む方の参考までに、面白い要素とストレス要素をそれぞれまとめていきます。
具体的には面白い要素はあるものの、ストレス要素によってプラマイゼロになってしまってるゲーム。
しかし、パッチ対応はめちゃくちゃ早く、今後どんどん改善される可能性は大いにあるので期待しています。
目次
MISTOVER:面白い要素
キャラクターの育成や編成
キャラクターごとにスキルが別に設定されており、同じ職業でも全く同じキャラクターはなかなか存在しません。
セット出来るスキル数も4つまでの制限があり、配置によって発動可否が決まるので、パーティーの構成によって役割や配置を考える必要があります。
ただし、新しいスキルを覚えるのには該当スキルを覚えたキャラが必要になる上、教えたキャラは消滅する点だけは注意。
一方でキャラロストがあるのに、キャラの育成が無駄に複雑。
そのせいで育成したキャラの換えが効かなすぎるのはチグハグ感が否めません。
装備集めと合成
ダンジョンRPGの定番としてハクスラ要素もあります。
同じ装備でもレア度やオプションが違ったりして、装備堀りが結構面白い。
さらに、装備を合成してステータスを高めることが出来るので、気に入った装備を育てることも可能になっています。
ゲーム自体もしっかりと装備集めと合成をしておかないとキツイ難易度なのも良い。
MISTOVER:ストレス要素
時計システム
本ゲーム特徴とも言える「時計システム」
時計が一定まで進むと強制ゲームオーバー(セーブデータ削除)という、ゲーム全体の次元要素になっています。
もちろんプレイヤーは時計を進めないようにする訳ですが、それがかなり面倒。
下記のように、ダンジョンに入るたびアイテム全回収+敵全滅が強制される。
- アイテム全部回収する
- 敵を全部倒す(復活した敵は無視してOK)
- 光を全て灯す(灯すのにHP使用)
レアアイテムだけ回収して脱出したり、ボスだけ倒して脱出する、なんてプレイが出来ないのでストレスが貯まる。
一応裏道として、レベル1のキャラで最初のダンジョンをクリアすれば時計が戻るので、プレイのテンポを悪くする要素にしかなっていない。
縛りプレイの要素として、任意でON/OFFを切り替えることが出来るなら面白かったかな。
ダンジョン内の敵の復活
本作では、ダンジョン内で倒した敵が一定時間経過で復活します。
そして先述のように時計を進めないために、アイテム全回収+敵全滅を要求されるので、ダンジョン探索中にほぼ全ての敵が復活することに…
復活した敵を倒しても全く報酬を得られないので、本当に鬱陶しい。
…と言っていたら発売当日にパッチ対応されました!
「やさしい」だと敵が復活しなくなったようです。
スキルの命中率が低い
このゲームは基本的に攻撃の命中率が低いです。
何も補正をかけなければ画像のように適正レベルで65%前後の命中率に落ち着きます。
さらに、どれだけ命中を上げても最大は90%にしかなりません。
ポケモンで言えば常時「かみなり」より低い命中率なわけです。
これがめっちゃストレス。
これを回避するためにスキルのレベルを上げたり、命中率バフをかける必要があります。
(相手の回避を下げるデバフもあるけど、そもそもデバフ当たらないおそれがある)
これは敵も共通しているので、相手の攻撃を回避しまくることも可能なのですが
お互い避けまくりで戦闘のテンポが余計に悪くなっているという結果になっています。
せめて最大は100%にして欲しかった。
状態異常が強すぎる
本作は状態異常が強いです。(ボスには効かないけど)
特に麻痺が飛び抜けており、序盤は全ての雑魚を100%で行動不能に出来ます。
2回目以降は相手に耐性が出来るなんてこともなく、95%くらいで麻痺に…
もちろん、プレイヤー側も同様なので麻痺攻撃を使う的には要注意です。
また敵が使ってくる出血もかなり強く、HP400代の時点で毎ターン100ダメージの出血付与なんてことも。
結局MISTOVERって面白いの?
面白いけど、ストレスがたまるゲームといったところ。
色々なゲームの面白い要素を組み追わせたものの、オリジナル要素がストレスになってしまっているという悲しい結果に…
(まだクリアしてないので後で感想が変わるかもしれません)
しかし、パッチ対応はめちゃくちゃ早く、今後どんどん改善される可能性は大いにあるので期待しています。
不満要素は改善されていくと思うので、少し様子見してから買うのもいいかもしれませんね。