『ヘンタイ・プリズン』(ヘンプリ)クリアしました。
最後の最後で嫌な気持ちになったので、感想を書きます。
- 本作が好きな方は不快な気持ちになると思うのでブラウザバック推薦
- 主観と偏見だけを含みます
- この記事はネタバレ全開です
はじめに
シナリオについてはそれぞれのルートで各ヒロインが救われ、
最後に解放されるグランドルートで主人公が救われる(ハーレムなのでヒロインも全員幸せ)という
複数ヒロインエロゲの王道。
それに豊富なサブカル・パロディネタを織り交ぜたシリアスとギャグの緩急がしっかりした作品でした。
悪く言えば前作と特に代わり映えしない内容ですが、
裏を返せばQruppo作品に期待するものはしっかりと満たされているいいゲームでした。
最後のシーンを除けば。
問題のシーン
個人的に最悪だったのが、このゲームを締めくくる最後のシーンです。
釘谷さんが刑期を終え、柊一郎たちの残した暗号から、経営する会社へと足を運び再会する
という脱獄映画の名作『ショーシャンクの空に』とほぼ同じ内容。
『ショーシャンクの空に』の調達屋レッドが独白をするシーンと同じような音楽をバックに、釘谷さんの独白が始まった瞬間に嫌な予感が。
そして、最後のCGが表示された瞬間に「あ、作者のオ〇ニーに付き合わされたんだな」という嫌な気持ちでいっぱいになりました。
展開が似てるとか、BGMが似てるとかならまだギリギリ許せるんですよ。
なんで服装とか帽子取るシーンまで一緒なんだ……
釘谷さんの調達屋という職業、立ち絵はそこまで老人でも無いのに劇中で繰り返される老人アピールなどは全て
レッドという役割を当てはめるだけに用意されたものだったのだろうか。
(そして全ルートに登場させるために、水城所長の部下という取ってつけたような設定が追加されたのではないか)
暴論を言えば、各キャラクター達・このゲーム自体も最後のシーンを書くためだけに用意されたんじゃないか
という本作をプレイした体験を裏切られた気持ちになりました。
「脱獄後の大雨の中、両手を上げて天を仰ぐCG」くらいのパロディや
「抜け穴を隠すならポスターの裏と相場は決まってる」といった映画知ってるならニヤリと出来るネタはいいと思うんですけどね……
各ルートの感想
言いたいことは上で書いてしまったので、申し訳程度に各ルートの感想を書いて終わります。
さんざん文句を言いましたが、全てクリアするくらいには楽しみました。
記事冒頭に書いたように、各ルートは『ぬきたし』と変わらぬ感じで王道をおさえつつ、シリアスとギャグの緩急がよかったと思います。
伊栖未ルート
伊栖未の笑い方すき。
協力関係にあったシスターが掴みどころのない人物すぎて、あまり協力している感が無かったのは残念。
ノアルート
お話としては一番好き。
ソフりんの掘り下げと、他2人のルートでは見れないノアのポンコツ具合が新鮮でよかった。
妙花ルート
夕顔と伊栖未が好きなので、二人が一番平和に和解(?)している点は一番好きかも。
グランドルート
柊一郎に全く感情移入が出来なかったので、主人公の成長に対しては特に感想なし。
今までのキャラ総出演で真の黒幕に挑む、という予想を裏切らない展開は良かった。
『ぬきたし』キャラが出てくるのもちょっと嬉しい。
でもラストは…………
まとめ
『ショーシャンクの空に』のラストシーンを書きたいから、このゲーム作ったの?